新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が5月25日に全面解除されました。当連盟では、4月7日の緊急事態宣言が出された後、全国で毎朝ラジオ体操を行っている皆さまに「朝のラジオ体操会の当面休止」をお願いしてきました。今回、緊急事態宣言が解除されラジオ体操愛好者の皆さまは、「さあ、ラジオ体操会再開だ!」と張り切っておられることでしょう。しかしながら、緊急事態宣言の解除は、新型コロナウイルス感染のおそれがなくなったということではありません。毎朝集まってラジオ体操を行うことは、「3密」のうちの「2密(密接、密集)」につながる恐れがあります。特に、ご高齢の方の重症化リスクが高いことも踏まえ、皆さまの感染防止のためにも、また感染させないためにも、引き続き慎重な行動が求められますので、当連盟としては次のように考えます。
① 新型コロナウイルス感染状況等は自治体それぞれで異なっています。緊急事態宣言解除後にお住まいの自治体が発表すると想定される諸施策・方針等をお確かめの上、皆さま方ご自身で再開の可否をご判断いただくようお願いします。
② もし、ラジオ体操会を再開される場合でも、「2密(密接、密集)」にならないよう、十分に注意を払い、マスク着用、事前事後の消毒・手洗い、十分な距離を取るなどの予防策の徹底を図ってください。
③ マスク着用により熱中症のリスクが高まります。マスクを外して体操を行う際は、人との間隔をより広く(少なくとも2m以上)保ち、こまめな水分補給を心掛けてください。
2020年6月12日 NPO法人全国ラジオ体操連盟理事長 青山 敏彦