Q) 毎朝6時少し前に起床、半から始まるラジオ体操を4年前に会社を退職してから毎朝欠かさずやっている者です。今日の朝刊に掲載された太田出版「ラジオ体操は65歳以上には向かない」戸田佳孝著なるものを見て、疑問を感じてしまいました。実際、本を買って読んだ訳ではありませんがこういう広告が載っていると云う事にいささか疑問を感じた次第です。NHKの見解はどうなりますか?
ご承知のとおりラジオ体操は、昭和3年に制定されて以降、現在まで約90年近く続いておりまして、これまでも65歳以上の数多くのご高齢の方々が実践されてきました。
この方々がラジオ体操を実践する中で支障を来すようであったなら、これほどの長期間にわたっての普及・継続はなかったものと考えます。
ラジオ体操の基本方針は、「いつでも、どこでも、だれでも」が手軽にできる健康体操であって、誰からも強制されずに行えるところがよく、体の各部分を万遍なく動かせ、行った後で気持ちがよいものを、との方針に基づいてつくられていることから、これほど多くの国民に親しまれたことが定着の要因と思われます。
人が100人おれば100様あって、このたびの「高齢者の方々にはラジオ体操は向いていない。」との説を唱える方がおられても何ら不思議ではありませんし、このご指摘を謳い文句にしての販売戦略なのかもしれません。
そのご指摘を信じるか、信じないかは、それぞれ個々人に委ねられておりますので、疑問を感じるようであれば著者やあるいは、出版社に直接お尋ねいただくのが一番のような気がします。
なお、大変恐縮に存じますが、当連盟にNHKの見解を求められてもご回答はできませんので、NHKにお尋ねいただきますようよろしくお願いいたします。
回答:事務局